日中国交正常化40周年記念事業
─── 日中友好の絆 ───
弘法大師・空海は、平安時代(804年)に日本から唐に渡り、唐代密教の巨匠惠果に学び、日本に真言宗の立教開宗を行うとともに、書家、文人、教育者として、また「弘法筆を択ばず」のことわざや四国八十八ヶ所の札所巡礼のお遍路など、その後の日本人の心や日本の文化に多大な影響を与えました。そこで、今年日中国交正常化40周年を記念して、弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団を編成し、空海ゆかりの地、中国西安を訪問し、空海の偉業、そして日中友好交流の歴史を日中両国民が改めて認識する機会とすることにいたしました。日中友好の絆として、将来へ大きな足跡を残し得るものと確信いたします。
■実施期日 | 平成24年8月28日(火) |
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■開催場所 | 中国・陝西省西安市 |
■実施内容 | ・西安市青龍寺での法要及び祈願 ・訪問記念植樹(日本から蓮を移植) ・日中友好の交流の歴史を学ぶ講演会 ・日中国交40周年を祝うイベント ・日中関係者による懇親交流会 等 |
■事業主催 | 弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団 実行委員会 (構成)社団法人 全国旅行業協会、社団法人 日本観光振興協会、一般社団法人 日本旅行業協会 |
■後援 | 観光庁、和歌山県、公益社団法人 和歌山県観光連盟、高野山真言宗総本山金剛峯寺、中国国家旅游局、西安市人民政府、陝西省旅游局、西安市旅游局、西安青龍寺 |
本年2012年は、日中国交正常化40周年の記念すべき年に当たります。田中角栄総理と周恩来首相との優れた指導者のご努力により、幾多の困難を乗り越え、日中国交回復の大方針を実現されました。
その後は、両国の皆さんのご協力の積み重ねにより日中友好は着々と大きな成果を生んでおります。もとより日中両国は、一衣帯水の隣国同士であり、2千年を超える交流の歴史を有し、今や経済的にも大きく相互に依存し、また政治的・外交的にも隣国としての成熟した関係を迎えるに至っております。
我々観光業界も、日中国交正常化以来、両国間の観光交流発展のために、2000年の日中文化観光交流使節団、国交正常化30周年記念事業・35周年記念事業等の日中両国の友好交流事業に取り組んで参りました。
このような日中両国の長い友好の歴史の中で、弘法大師・空海は、平安時代(804年)に日本から唐に渡り、唐代密教の巨匠恵果に学び、日本に真言宗の立教開示を行うとともに、書家、文人、教育者として、また、「弘法筆を選ばす」のことわざや四国八十八カ所の札所巡礼のお遍路など、その後の日本人の心や日本の文化に多大な影響を与え続けて参りました。
そこで、今年の日中国交正常化40周年を記念して、当協会としては、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)及び社団法人日本観光振興協会とともに、実行委員会を設けて、2012「日中国民交流友好年」実行委員会、観光庁、高野山真言宗総本金剛峯寺、中国国家旅遊局、西安市人民政府、西安青龍寺ほかのご後援の下で、「弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団」を編成して訪中し、来る8月28日(火)に現地にて記念式典を開催し、両国の国民レベルでの交流を深めることになりました。
つきましては、本交流事業にできるだけ多くの皆様に積極的にご参加いただき、40周年を記念する事業として両国の友好発展の新たなページを拓くことができますよう願っております。
社団法人 全国旅行業協会
会長 二階俊博
本年、日本と中国は国交正常化40周年という記念すべき節目の年を迎えました。
両国政府や数多くの民間の関係者の方々による地道なご努力の積み重ねを礎に、着実に発展を続けてきた日中の協力関係は、これから円熟期に入ってまいります。この日中協力の新しいステージの幕開けを告げる取り組みといたしまして、「新たな出会い、心の絆」というキャッチフレーズのもと、今年一年間にわたって2012「日中国民交流友好年」を記念する様々な交流事業が日中双方で実施されることになっております。
こうした取組みの一環といたしまして、この度、2,000人規模の訪問団を編成し、弘法大師ゆかりの地である西安を訪ねる「弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団」記念事業が計画されました。平安時代に幾多の苦難を乗り越えて中国に渡り、真言密教を日本に伝えた弘法大師は、まさに、2,000年を超える歴史を有する日中交流の大先人であります。その足跡をたどるこの旅は、改めて両国の結びつきの強さを再確認する機会となるだけでなく、未来志向の新たな日中関係を考える一つの貴重な契機となるものと存じます。
ぜひとも、多くの両国国民の皆様にご参加いただきまして、日中交流の歴史を共に振り返りながら、友好の絆を深めていただくよう願っております。
2012「日中国民交流友好年」実行委員会
委員長 米倉弘昌 (経団連会長)
お大師様(弘法大師・空海)は、唐の徳宗貞元二十年(804年)に第十六回の遣唐使に随行し、西安に滞在し、青龍寺東塔院の恵果阿闍梨から真言密教を学んで帰国し、帰国後、高野山を開き真言宗を開宗しました。
高野山は、お大師様が開創され1200年を迎えようとしています。お大師様は、日本の三筆と称される能筆家であるとともに、文化、芸術、教育などさまざまな分野において、多大な貢献をされました。
本年、日中国交正常化40周年の記念すべき年にあたり、「弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団」が実施されますことは、古来よりの日中の深い絆を思い起こさせ、両国民の草の根交流を飛躍的に増大させるきっかけとなるとともに、両国の友好親善にとって歴史の新しい1ページを拓く意味を持つものと確信します。
高野山真言宗・総本山金剛峯寺は、この記念すべき日中友好交流事業を全面的に支援しております。
高野山真言宗 総本山金剛峯寺
宗務総長 庄野光昭
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